【婚活】お悩み5大シリーズ⑤ 理想を下げるべき?に迷うときの視点整理
– 数値的な条件より、“一緒にいられる安心感”の大切さ –

こんにちは!
結婚相談所CQマリッジのカウンセラー、日沖祐子です。
前回は「年齢の焦りに押しつぶされそうなとき」というテーマでお話しました。
「何歳で結婚するか」よりも「どんな結婚生活を送りたいか」というビジョンを軸に考えることで、焦りが行動のモチベーションに変わる──そんなお話でした。
さて今回は、「理想を下げるべき?に迷う時の視点」がテーマです。
婚活を続けていると、思ったような出会いがなく、「条件を下げたほうがいいのかな…」と迷う瞬間があります。
特に年齢や活動期間が長くなるほど、この問いは重くのしかかってきます。
しかし、ここでいう「理想」とは何でしょうか。
年収や学歴、身長や年齢など、数字や外見で表せる条件のことを指している場合が多いものです。
もちろん条件は目安になりますが、それがパートナーシップの満足度をすべて決めるわけではありません。
よくある迷いの背景
多くの場合、「理想を下げるべき?」という迷いの裏には、
- 婚活の中で出会いが減ってきた焦り
- 周囲からのアドバイスやプレッシャー
- 数字や条件を満たす相手がいない現実
が重なっています。
その結果、「条件を変えないと結婚できないのでは」という発想になりやすくなります。
しかし、条件を下げる前にまず立ち止まって考えてほしいのは、その条件が本当に自分の幸せに直結しているかどうかです。
条件は、あくまで「目安」や「入り口」にすぎません。
長い結婚生活で本当に支えになるのは、数字ではなく、「この人と一緒にいると安心できる」「素の自分でいられる」という感覚です。
たとえば、年収が希望より少し低くても、お互いに家計や生活の価値観を共有できれば、大きな不安は感じにくくなります。
逆に、条件はすべて満たしていても、常に気をつかう関係では心の安らぎは得られません。
条件から関係性へ
理想を見直すときは、数字や条件を減らす発想ではなく、「自分が安心できる関係性」に置き換える意識を持ってみましょう。
たとえば、
- 「年収◯◯万円以上」ではなく、「生活の価値観を共有できる」
- 「身長◯cm以上」ではなく、「一緒にいて落ち着く」
- 「年齢差◯歳以内」ではなく、「お互いを尊重できる」
というように、条件を「関係性の理想」に翻訳すると、本当に大事な軸が見えてきます。
行動へのつなげ方
こうして関係性の軸が見えてきたら、その視点でお見合いや出会いを振り返ってみましょう。
数字的な条件だけで候補を絞りすぎず、「この人と一緒にいるときの自分の感覚」に耳を傾けることが大切です。
また、出会いの段階では、相手の条件よりも「会話ややりとりから感じる安心感」や「互いの自然な距離感」に注目してみてください。
まとめ
理想を下げるかどうかは、数字を減らすかどうかではありません。
本当に大切なのは、自分が心から安心できる関係を築けるかどうか。
その視点を持つことで、これまで気づかなかった出会いが見えてくることもあります。
次回予告
次回からは、番外編として「感情や心理に寄り添う婚活テーマ」をお届けします。
第6回は「婚活疲れを感じたときのリカバリー術」。モチベーションが落ちるのは悪いことじゃない、その整え方と考え方をお話します。どうぞお楽しみに。

